フリマアプリ(メルカリ)での24時間以内取引記録をもとに1BOX当たりの期待値を算出しています。また、算出の際に独自ツールで(SR)以上の単体取引記録を抽出しているので、ハイレアリティの取引推移も掲載しております。
個人の趣味程度ですのであしからず。
【黒炎の支配者】の全体評価
発売開始直後のBOX期待値は定価割れ。ポケカ全体の相場が6月下旬より下落傾向にあり、流行の廃れが感じられる。一方、人気ポケモンの1種類である”リザードン”が今作のメインであり、一部カードでは高騰が見られる。
”ポケモン”のSRがBOX価格を超えるのは、新レギュレーションの”スカーレット/バイオレット”シリーズが始まって初である。それほどまでに”リザードン”の人気が伺える。
サポート枠については事前の予測から大きな期待はされていなかったものの、販売開始直後は”ポピー”の高騰が目立った。しかし、3週間ほど経過てからは”オモダカ”と共に下火の推移である。
一方、個人的に嬉しいと感じたのは、今作でテラスタルSR(通称白カード)が4種追加されたことである。すでに炎テラスタルは”バイオレットex”に収録されている”ウィンディ”がいたため、タイプがかぶることはないと予想していたが読みが外れた。
とは言え白カードの加工は相変わらず素晴らしく、収集欲を掻き立てる。今作で全10種となったが、今後の収録も楽しみである。
値段は”リザードン”を除く3種の平均価格はそれほど高くはないため、シングル買いで集めようと思う。
まとめると、以下の3点が今作の特徴である
- 初動BOX期待値は定価割れで今後上昇する見込みはほぼない
- ”リザードン”の取引相場が強くキャラ人気の高さがうかがえる
- ”リザードン”はカードとしての性能も高い
以下は値段の推移
大人気ポケモン -リザードン-
■最新相場(2024/1/21)
リザードンex(SAR):22,621円
【カード性能】 -れんごくしはい-
【特性】れんごくしはい
自分の番に、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。自分の山札から「基本炎エネルギー」を3枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。そして山札を切る。
特性「れんごくしはい」で、エネルギーを一気に加速。 炎エネルギー2個で使えるワザ「バーニングダーク」は、相手のサイド次第で330ダメージのため、「れんごくしはい」と一緒に使って大逆転も狙える。
相性の良いカード -アルセウスvstar-
特性”スターバース”で”ふしぎなアメ”と”リザードン”をサーチすることで、先攻2ターン目には安定してアルセウス、リザードンで技が打てる。アルセウスはリザードンの進化を支えるなどの役割、序盤のアタッカーの役割の2つがある。
以下で詳しい立ち回りとデッキレシピが紹介されています。
ゲーム版での主要人物 -オモダカ-
■最新相場(2024/1/21)
オモダカ(SAR):1,682円
【カード性能】 -山札から基本エネルギー2枚をサーチ-
このカードを使った番の終わりまで、自分のポケモン全員は、ワザが使えない。(新しく場に出したポケモンもふくむ。)
自分の山札から基本エネルギーを2枚まで選び、自分のポケモン1匹につける。そして山札を切る。
ターン中にワザが使えなくなる重たいデメリットがありますが、山札から2枚の基本エネルギーをポケモン1匹に付けることができます。
しかし、このテキストには注目すべきポイントがあります。よくある特性のデメリットとして「使うと番が終わる。」というのがあり、文字通り特性を使用すると自分のターンが強制終了されてしまいます。”コライドンex”や”ザシアンV”が持つ特性が該当します。
”オモダカ”も「攻撃できない」という意味では類似したデメリットにも感じますが、実はこれは全然違い、”オモダカ”を使って攻撃できなくなった所を「使ったら番が終わる。」特性を使う事でデメリットを同一ターンの中で消化することができます。
相性の良いカード -コライドンex-
【特性】ディノクライ
自分の番に1回使えて、使ったなら、番は終わる。自分のトラッシュから「基本闘エネルギー」を2枚まで選び、自分の闘タイプのたねポケモンに好きなようにつける。
単純な話、”オモダカ”を使用した後に”コライドンex”を使えば1ターンに4エネを付ける事が可能で、手張り込みで最大5エネ付けれることになります。
相性の良いカード -オリジンディアルガvstar-
【VSTARパワー】スタークロノス
この番が終わったら、もう一1回自分の番を始める。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない]
「スタークロノス」はエクストラターン獲得という最強級の能力を持っており、加えてダメージが220と”ミライドンex”や”ギラティナV”をワンパンできるライン。
一方、最大の弱点が要求エネが合計5枚と重く、これが安定しない為、大会ではあまり姿を見せないカードでした。しかし、”オモダカ”を使う事で後攻1ターン目に最大で3エネ付ける事ができ、2ターン目に進化、手張りと別の手段でもう一枚エネが付けられればクリアできない要求ではなくなりました。